警備員として働くために健康診断書は重要?取得の流れや注意点!

警備員として働くために健康診断書は重要なの?

警備員として働くためには様々な書類を提出することになるのですが、その中の1つに健康診断書があります。警備業法という警備業務に関しての法律には、警備員として働ける方の要件を定義しています。健康診断書は、この警備業法に定められた基準をクリアしていることを証明する重要な書類です。

健康診断書は必ず必要になる!

警備業に就職するに当たっては、健康診断書が必ず必要になります。これは正社員として雇用される場合にはもちろんのこと、非正規でアルバイトとして雇用される場合であっても必要となります。なぜ健康診断書が必要になるのかについては警備業法という警備業務に関しての法律が関係してきます。警備業法には、アルコールや麻薬の中毒者はふさわしくないといった警備員として働ける方の要件を定めています。この基準に適さない方に警備業をさせてはいけないために、警備会社は健康診断書を提出させているのです。

健康診断書で証明する内容とは

入社前に提出する健康診断書では、以下の2点に「該当しない」ことを証明する必要があります。

1:アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚醒剤の中毒者
2:精神機能の障害により警備業務を適正に行うに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者

健康診断書を取得する方法とは

健康診断書を取得するためには企業が指定する病院に行き、受診をする必要があります。
入社前の研修期間の間に受診することもあります。

健康診断書の費用は会社が負担してくれる?

健康診断書を取得する費用としては、1,000~1万円となります。この費用に関しては、一部の会社では自己負担となることがありますが、基本的には会社負担となります。

健康診断書以外にも用意する書類がある

提出する書類は健康診断書だけではありません。この他、以下の書類が必要になります。

■住民票
■身元保証人書
■誓約書
■年金手帳&雇用保険被保険者証
■源泉徴収票
■健康診断書
■身分証明書
■登記されていないことの証明
■運転履歴証明書

必要書類の取得方法や注意点について詳しく知りたい方は、警備会社に入社するための条件とは!?をご覧ください。

雇用時の健康診断も必要になる

先ほどご紹介した健康診断書は警備業法の視点から警備員として適格かどうかだけを知るためのものです。これでは労働安全衛生法などの健康診断の要件を満たしていません。そこで、雇用時には労働安全衛生規則第43条に記載のある、下記項目を網羅した健康診断の受診が必要となります。

■既往歴及び業務歴の調査
■自覚症状及び他覚症状の有無の検査
■身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
■胸部エックス線検査
■血圧の測定
■貧血検査
■肝機能検査
■血中脂質検査
■血糖検査
■尿検査
■心電図検査

使用期間には健康診断がある

働いている間は年に1回健康診断の受診が必要となります。項目は雇用時のものとほとんど同じですが、雇用時の健康診断では「胸部エックス線検査」だったものが「胸部エックス線検査及び喀痰検査」になっているという違いがあります。なお、深夜業をしている警備員は年に1回ではなく、6ヶ月に1回の診断が必要です。

■既往歴及び業務歴の調査
■自覚症状及び他覚症状の有無の検査
■身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
■胸部エックス線検査及び喀痰検査
■血圧の測定
■貧血検査
■肝機能検査
■血中脂質検査
■血糖検査
■尿検査
■心電図検査

警備員として働く際には、警備業法に定められた要件に適しているかどうかを証明するために健康診断書が必要になることが分かりました。また、雇用時やそれ以降には健康診断を受診する必要があることについても覚えておきましょう。施設警備や交通誘導など、健康や体力が重要になる警備業務。仕事を続けていくには、日々の健康維持に向けた努力と、こうした検査が必要となります。面倒臭がらずに健康診断を受け、健康に気を配っていきましょう。

この記事を書いた人

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株式会社ミライユ
ドライバーズワーク編集部

株式会社ミライユは2014年に創業、少子高齢化・労働力不足といった社会問題を雇用創出や就職支援を通じて解決すべく、社会貢献性が高い業界・領域に特化して転職支援サービスを展開している企業です。中でもタクシー業界、運送・配送業界、警備業界、10代20代の転職市場に精通しています。