どこの会社に入社する際も、入社する会社に必ず提出しなければいけない書類などがあるのを知っていますか?
警備会社も同じように入社後、必ずやることや提出しなければならない書類がたくさん存在します。
今回は、警備員になるために必要な条件や準備しておかなければならないものをご紹介します。
警備会社の入社に必要な書類を揃えよう!
警備会社に入社が決まったら、揃えなければならない書類があります。
たいていの書類は、警備会社で準備してくれている書類もありますが、自分で取得しないといけない書類もたくさんありますので、まとめてみました。
・住民票(要省略なし、続柄・本籍地の記載あり)
住民票にもいろいろ種類がありますが、入社に必要な住民票は、住民地がどこにあるのか確認するための書類なので、省略なしの本籍地が記載してある住民票が必要です。
こちらの書類は、住んでいる区役所・市役所で取得が可能です。
・身元保証人書
この書類は、身元保証に関する法に基づいて各警備会社で準備していることが多く、いただく理由としては「身元を保証し、当人がなにか会社に損害を与えた場合、保障してくれる人」などの意味合いと、「万が一、本人に連絡がとれない場合の緊急連絡先」などの意味合いの2つの理由があります。
警備員の場合、人や街を守るのが業務なので、あまりない事象ですが、万が一の事態に備えて緊急連絡を必要とするケースがほとんどです。
・誓約書
この書類も、警備業法に基づいて警備会社が作成します。
法律の条件が難しく記載されているものから、「警備業法第一四条に該当しないことを誓います」と分かりやすく記載されているものまで、各警備会社によって書き方はさまざまです。
※法令根拠:警備業法第一四条二項
・年金手帳&雇用保険被保険者証
年金手帳は社会保険に加入する際に必要なもので、社会保険が完備されている警備会社は必要です。
もしも、お手元に年金手帳を紛失してしまった場合は、警備会社に届を提出すれば、再発行が可能です。その際、前職の会社名と退職年月日が必要となります。
雇用保険被保険者証は、雇用保険に加入する際に必要なもので、雇用保険が完備されている警備会社は必要です。
もしも、お手元にない場合は、被保険者番号が分かっていれば加入できます。被保険者番号は、会社に入社する際に割り振られる番号ですので、どこの会社に転職した際も引き続き同じ番号で手続きされます。
・源泉徴収票
前職で給与が発生していた場合は、必ず前職で発行されます。しかし、ご自身で確定申告をする場合は提出する必要はございません。
・健康診断書
この書類は、警備業法の欠格事項に該当しないことを証明する書類です。
アルコール中毒や覚せい剤中毒ではないという証明と、精神疾患により適正の業務を行えない者に該当しません!という証明書になります。
警備会社では、必ず健康診断を受けていただき、健康で業務ができると判断された方だけが入社することができます。
費用面に関しては、自費の場合もありますが、警備会社の多くは会社負担で受けさせてくれるのでご安心ください。ちなみに、自費の健康保険対象外の場合、2,000円~10,000円程かかります。
・身分証明書
健康保険証や運転免許証ではなく、本籍地の市役所・区役所で発行される書類です。
禁治産・準禁治産、成年後見の有無、破産の有無を証明となります。
これも、警備業法第一四条に基づいて警備会社が確認するために必要となる書類です。
取得方法は、本籍地の市役所・区役所に直接申請するか、郵送での申請も可能です。手数料として300円~500円程かかります。
・登記されていないことの証明
あまり聞き覚えのない書類かと思いますが、2000年以降後見人制度が改正されたことにより、法務局で発行することになった書類です。
この書類は、警備会社によって委任状を作成し、担当者がまとめて代理申請する場合がありますので、ご自身で取得するケースはあまりないかもしれません。
・運転履歴証明書
車輛を扱う警備職種に就く方のみ、提出が義務付けられている書類です。
こちらの書類は、警察署や交番で取得することが可能です。
警備員になるために必要な条件
警備員になるために必要な条件とは、それは「健康な体であること」です。
先ほど、警備会社に入社するために必要な書類の中に健康診断の項目の中に『健康と判断された方だけ』が警備員になることができますと記載しましたが、一体どういう人をいうのでしょうか。
警備員の平均年齢は30代後半~50代前半と言われています。
50代になってくると、若い頃健康だった方でも徐々に食事や生活の影響で、血圧・血糖値・脂質の異常などがみられます。よって、健康診断の結果も『要経過観察』や『再検査』などで引っかかりやすくなってしまいます。
警備員の業務をやるうえで、健康でなければならない一番の理由は、もしも血糖値や血圧の異常により、意識を失ってしまえば、お客様や街の安全を守るという警備業務に支障をきたしてしまうからです。
今までに、健康診断で血糖値や血圧、脂質等の結果が芳しくない方は、日ごろから食生活を見直して数値を正常値に近づけるよう対策をとりましょう。
警備員になるために・・・
どこに転職する場合も同じことかもしれませんが、警備員になるためには健康状態がかなり鍵になってきます。
警備員の仕事は、特に人の安全を守る大切な業務ですので、ご自身が倒れるわけにはいきません!
日ごろからの食生活を少し見直すだけでも、診断結果は変わってきます。
今からだと遅すぎる!ということは絶対ないので、ちょっと健康診断の結果が心配な方や数値に不安を感じている人はぜひ、今の食生活を見直してみてください。