警備員の隊長になるには?どんなメリットがある?

警備員の隊長になるには?どんなメリットがある?

警備員として働く際には、現場を指揮する隊長の指示に従うことになります。これから警備員を目指す方、現在警備員として働く方の中には、隊長になるにはどうしたら良いのかを知りたい、あるいは隊長になるにはどんなメリットがあるのか知りたい方もいるでしょう。そこで、今回は警備員の隊長について見ていきます。

警備員の隊長とは?

警備員の隊長とは、実際の警備現場で働く警備員をまとめる役を務める方のことです。隊長になると、一般の警備員と同じように警備業務を行う他、警備員のシフトを管理したり、警備会社の行う幹部・隊長会議に参加したりする必要があります。この他にも以下の業務を行います。

  • 現場の管理者に業務内容を確認する
  • 業務内容と注意事項を警備員に伝達する
  • 警備員の健康や仕事ぶりを確認する
  • 順番に休憩を回していく
  • 警備員のシフトを決める
  • 新人の教育をする

このように、警備業務を行いつつも、隊長として求められる業務を行っていくことになります。

警備員の隊長になるメリットには何がある?

警備員の隊長になると、他の警備員より業務が増えることが分かりました。人によっては「隊長になるメリットはあるの?」、「仕事が増えるだけではない?」と感じるかもしれません。そこで、続いては隊長になることのメリットについて見ていきましょう。

収入が増える

最も大きなメリットは収入が増えることでしょう。警備業務の区分や、警備会社によっても異なりますが、一般的な警備員の平均年収は約220万円です。隊長になると、300万円ほどと収入が増えるのです。さらにその先にある管理職ともなれば年収550万円近くにまで上がります。

キャリアアップへの道を進める

隊長になることで、収入が上がるだけでなく、仕事内容も変わります。周りの警備員をまとめる能力が必要になっていきます。具体的な業務に関しては先にお伝えした通り、警備内容を伝達したり、警備員の体調や勤務状態を管理したりします。こうした隊長としての業務を行っていくことで、人をまとめる経験を積むことができ、リーダーとして必要なスキルを得る機会を得るメリットがあります。その先にはさらに上の管理職への道も広がっていくでしょう。

隊長にならなくても資格取得は役立つ

隊長に必要な資格の「警備員指導教育責任者」の資格は、たとえ隊長にならなくても役立つ資格です。警備会社は営業所ごとに、扱っている警備業務の区分に該当する「警備員指導教育責任者」を持つ人物を置かなければなりません。そのため、この資格を持っている方は重宝されるでしょう。もちろん警備業務検定1級をお持ちの方に関しても、その知識や経験があるために、警備会社からの需要があります。

警備員から隊長になるには

警備員から隊長になるためには、資格が必要になります。取得するのは以下2つの資格です。

  • 警備業務検定1級
  • 警備員指導教育責任者

ただし、警備業務検定や警備員指導教育責任者の資格は、業務によって分けられています。例えば、施設警備業務で隊長になろうとする場合には、施設警備業務検定1級と、1号業務の警備員指導教育責任者の資格が必要となります。

警備業務検定1級を取得するには

警備業務検定1級の資格を取得するための講座を受けるには、該当の警備業務検定2級に合格し、その後1年以上該当の警備業務に従事する必要があります。

警備員指導教育責任者の資格を取得するには

警備員指導教育責任者の資格を取得するための講座を受けるには、直近5年のうち、該当の警備業務に3年間従事している必要があります。また、該当の警備業務検定1級に合格している、あるいは該当の警備業務検定2級に合格し、その後1年以上継続的に該当の警備業務に従事している必要があります。

今回は警備員の隊長になるために必要な資格や、隊長になるメリットについてお伝えしました。警備員は40代50代など中高年で未経験でも活躍しやすい特徴がありますので、転職の際にはぜひ警備業界も検討してみてください。これから警備の求人をお探しならセキュリティーワークで警備の仕事を検索していきましょう。

この記事を書いた人

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株式会社ミライユ
ドライバーズワーク編集部

株式会社ミライユは2014年に創業、少子高齢化・労働力不足といった社会問題を雇用創出や就職支援を通じて解決すべく、社会貢献性が高い業界・領域に特化して転職支援サービスを展開している企業です。中でもタクシー業界、運送・配送業界、警備業界、10代20代の転職市場に精通しています。