警備員の仕事は掛け持ちが可能か?

警備員 掛け持ち

警備員として働いている方、あるいは警備員の仕事をこれから始めようとしている方の中には、「副業をしたい!」と希望していたり、「ほかの仕事と掛け持ちしてもいいの?」と疑問に感じていたりする方もいるのではないでしょうか。

ここでは、そんな方に向けて警備員の仕事におけるダブルワークについて解説していきます。

警備員の仕事は掛け持ち可能!

警備業法では警備員の副業は禁止されていません。そのため、警備業法上は仕事の掛け持ちが可能なのです。

例えば、警備員として警備会社に勤めつつ、コンビニやスーパーの店員として働くことができます。各企業の就業規定に反しない限りは正社員として働いていても、警備業法においては問題ありません。

しかし、あくまでも「警備業法を軸に考えている」ということを忘れないでください。警備業法に定められていない項目については各企業の判断になります。

つまり、就業規則で副業禁止となっている場合には、掛け持ちで仕事をおこなうことはできません。とはいえ、警備業界は慢性的に人材不足の状況が続いているため、副業を禁止している警備会社は少ないと考えてよいでしょう。

掛け持ちをしたい場合にはどうすればいい?

それでは仕事の掛け持ちをしたい場合にはどうすればよいでしょうか?まずは警備会社に確認しましょう。働いている警備会社に、「そもそも掛け持ちは可能なのか?」という点の確認をとるようにしてください。

仕事の掛け持ちをする場合には、基本的に事前の相談や登録が必要な会社が多くなっています。黙って副業を始めてしまうとトラブルにつながりかねませんので必ず確認しましょう。

また、これから警備会社への入社を考えている場合であれば、採用される前に副業について確認しておくとよいかもしれません。会社に対して、仕事の掛け持ちを伝える場合には、「どのような仕事をするのか」という点についても報告しておくとよいでしょう。

同業種の掛け持ちは可能なのか?

警備員の副業が可能であることは前述のとおりです。それでは、同業種の場合はどうでしょうか?簡単にいうと、警備業をしている方がほかの会社でも警備員をすることは可能なのかどうかという問題です。

基本的には同業他社で警備員をすることについては禁止している会社がほとんどです。大きな理由として挙げられるのは、情報漏洩の恐れです。警備員は機密情報を扱うこともあるため、他社に情報が漏れないように、警備員の二重登録を禁止しているのです。

以上、警備員のダブルワークについて解説してきました。警備業法においては、仕事の掛け持ちを禁止する決まりはありません。ただし、会社の確認は必要になるので、実際に副業をおこなう場合には必ず会社に承諾をとってください。

また、副業をする場合には「本業に支障が出ないこと」が前提条件となるでしょう。会社的にも過度な副業は認めにくいものですが、それ以前に働きすぎて体調を壊してしまう可能性もあります。そのため、本業の警備員の仕事が疎かになってしまわないようにするため、副業はほどほどにしておくということを意識しておきましょう。

この記事を書いた人

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株式会社ミライユ
ドライバーズワーク編集部

株式会社ミライユは2014年に創業、少子高齢化・労働力不足といった社会問題を雇用創出や就職支援を通じて解決すべく、社会貢献性が高い業界・領域に特化して転職支援サービスを展開している企業です。中でもタクシー業界、運送・配送業界、警備業界、10代20代の転職市場に精通しています。